2008年11月18日

分子の構造

デンプンはその構造によってアミロースとアミロペクチンに分けられる。アミロースは直鎖状の分子で、分子量が比較的小さい。アミロペクチンは枝分かれの多い分子で、分子量が比較的大きい。アミロースとアミロペクチンの性質は異なるが、デンプンの中には両者が共存している。デンプンの直鎖部分は、グルコースがα1-4結合で連なったもので、分岐は直鎖の途中からグルコースのα1-6結合による。アミロースはほとんど分岐を持たないが、アミロペクチンは、平均でグルコース残基約25個に1個の割合でα1-6結合による分枝構造をもつ(直鎖部分の長さは18?24残基、分岐間は5?8残基の間隔がある)。また、アミロースの中にはα1-6結合を持つものも少量あり、中間体と呼ばれている。なお、動物における貯蔵多糖として知られるグリコーゲンはアミロペクチンよりもはるかに分岐が多く、3残基に一回の分岐(直鎖部分の長さは12?18残基、分岐の先がさらに分岐し、網目構造をとる)となり、アミロースやアミロペクチンとは区別される。トウモロコシの種子などでもこのグリコーゲンの顆粒が存在する。

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2008年11月14日

カトリック教会の認知と支持

強力なカトリック教会の認知と支持を得ようとした。また、当初は部族の掟にしたがっていたが、徐々にローマ法に感化され、次第にそれを用いるようになった。

ローマ法、とりわけユスティニアヌス1世の勅命で編纂された『ローマ法大全』は、近代の大陸法の基礎となった。対照的に英米法(コモンロー)は、古いイギリス法に基づいている。

ラテン語は死語になってしまったが、言語として消え去ったわけではない。俗ラテン語が蛮族の言語と混じり合って、イタリア語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語、ルーマニア語、ロマンシュ語といった現代のロマンス諸語の起源となった。また英語、ドイツ語、オランダ語などのゲルマン語派にも、ある程度の影響を及ぼしている。ラテン語の「純粋な」かたちはカトリック教会において余命を保ち(ミサの挙行では1970年までラテン語が使われた)、多くの国々でリングワ・フランカとしての役割を果たした。過去においては論文や理論書の執筆にラテン語が使われており、今でも医学・法律学・外交の専門家や研究者に利用されている。ちなみに学名のほとんどがラテン語である。

ラテン文字は、J、K、W、Zが付け足され、文字数が増えた。ローマ数字は(たとえば時計の文字盤や本の章立てにおいて)依然として使われているものの、ほとんどがアラビア数字に取って代わられた。

単独の支配者による強大なキリスト教帝国としてのローマという理念は、多くの権力者を魅了し続けた。フランク王国とロンバルディアの支配者カール大帝は、800年に教皇レオ3世によってローマ皇帝として戴冠された。これが神聖ローマ帝国の由来であり、フリードリヒ1世やフリードリヒ2世は「ローマ皇帝」の名目からイタリア半島の支配に固執し、カール5世はヨーロッパと新大陸にまたがる世界帝国の盟主となった。東ローマ帝国が滅びると、モスクワ大公は全ルーシ(ロシア)のツァーリを称し、「第3のローマ」の皇帝を自任するようになった。これだけでなく、東ローマを滅亡させた当の(しかもキリスト教国ですらない)オスマン帝国のスルタン(たとえばメフメト2世やスレイマン大帝)は、(コンスタンティノポリス総主教を庇護することにより)自分をローマ皇帝と主張した。しかし、ローマ帝国の再生の目論見に成功した者は誰一人としていなかった。

西ローマ帝国の最も重要な遺産は、カトリック教会である。カトリック教会は、西ローマ帝国におけるローマの諸機関にゆっくりと置き換わっていき、5世紀後半になると、蛮族の脅威を前にローマ市の安全のために交渉役さえ務めるようになる。蛮族が侵入するにつれて多くの改宗者を生み出すと、中世の中ごろ(9世紀?10世紀)までに中欧・西欧・北欧のほとんどがカトリックに改宗して、ローマ教皇を「キリストの代理者」と称するようになった。

西ローマは、帝国として倒れてからも、ゲルマン人やスラヴ人に最終的に勝利し、これらを圧倒した。教会に援助された宣教師が北の最果てまで派遣され、ヨーロッパ中に残っていた異教を駆逐したのである。

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2008年10月17日

ダイズ

ダイズは蛋白質や脂肪、鉄分、カルシウムなどミネラルが多い。

日本では色々な形に加工され利用されている。まず、大豆を暗所で発芽させるともやし、畑で育てて未熟大豆を枝ごと収穫し茹でると枝豆、さらに育てて完熟したらダイズ。ダイズを搾ると大豆油、煎って粉にするときな粉、蒸したダイズを麹菌で発酵させると醤油・味噌、また蒸した大豆を納豆菌で発酵させると納豆。熟したダイズを搾ると液体は豆乳、その残りはおから、豆乳を温めてラムスデン現象によって液面に形成される膜を湯葉、にがりを入れて塩析でたんぱく質を固めると豆腐、豆腐を揚げると「油揚げ」「厚揚げ」、焼くと「焼き豆腐」、凍らせて「凍み(高野)豆腐」。 大豆にはサポニン等水溶性の毒性物質が含まれており、これらの加工は毒性物質を取り除く意味もある。

蒸した種子を発酵させてから乾燥させたものは、香鼓(こうし)という生薬である。これには発汗作用、健胃作用がある。

大豆から作られる大豆油は、かつては燃料としても用いられたが、現在最も安い食用油として発展途上国で、大量に消費されている。近年では大豆油インクが環境に優しいなどとして利用が増加している。油の搾り粕は醤油の原料や家畜の飼料となる。

なお、光の当たらないところで発芽させ、数センチメートル伸びた芽を食べるのが「豆モヤシ」である。

日本は現在大部分を輸入に頼っている為、2003年に世界的不作から価格が高騰したときには大きな影響を受けた。最大の生産国、輸出国はアメリカ合衆国、ついでブラジル。日本の輸入量は世界第3位。中華人民共和国では経済成長に伴う食生活の変化により消費量が増加しており、これからも増え続けると見られている。この需要に応えるためブラジルでは天然林伐採を伴う大豆農地の拡大が進んでおり、問題視されている。

日本では非常に珍重され、米・麦・粟・稗(ひえ)・豆(大豆)を五穀とし、節分には大豆による豆まきが行なわれるほどである。


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2008年09月28日

苦味のうまさ

苦味のうまさ

苦味と渋味は生理学的には同一の感覚であり、味覚の差は苦味物質の濃度、混合比率、複合体の形成[1]などによってもたらされる。

「苦い」という味覚は古来より敬遠される傾向にあったので「苦々しい(苦いものを食べた時のような渋い顔)」、「臥薪嘗胆(がしんしょうたん、苦い肝を嘗めてつらい思いを忘れずに精進する」、「苦虫を噛み潰したよう(不愉快な時のな顔つき)」などといった言葉の語源にもなっている。

適度な苦味はブラックコーヒー、魚介類の「わた」など内臓料理の珍味、酒、渋茶(濃茶)などで親しまれているケースもある。かすかに苦いと感じることを「ほろ苦い」という。適度なほろ苦さは好まれる傾向にあるが、どのレベルの苦さを「ほろ苦い」と感じるかは人による。

[編集] 苦味のあるもの

* ブラックコーヒー
* 濃く入れた紅茶、緑茶(無糖ストレートのもの)
* 粉薬の一部
* 煎じ薬
* 丸薬の一部(正露丸など)
* ビール
* 渋柿
* 魚介類の内臓を使った料理
* ニガウリ
* ビターチョコレート

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2008年09月16日

安国寺(あんこくじ)

安国寺(あんこくじ)は、仏教寺院の名称。各地に同名の寺院が存在する。

* 南北朝時代(14世紀半ば)、足利尊氏・足利直義兄弟が日本各地に建立した安国寺については「安国寺利生塔」を参照。
* 安国寺利生塔出身の禅僧・大名は安国寺恵瓊を参照。

* 「安国寺」の寺号をもつ個別の寺院(上記の足利尊氏・直義建立の安国寺に由来するものが多い)については以下を参照。
o 安国寺 (高山市) - 岐阜県高山市にある臨済宗妙心寺派の寺院。
o 安国寺 (綾部市) - 京都府綾部市にある臨済宗東福寺派の寺院。
o 安国寺 (福山市) - 広島県福山市にある臨済宗妙心寺派の寺院。
o 安国寺 (壱岐市) - 長崎県壱岐市にある臨済宗大徳寺派の寺院。
o 安国寺 (国東市) - 大分県国東市にある臨済宗妙心寺派の寺院。
o 安国寺 (薩摩川内市) - 鹿児島県薩摩川内市にある寺院。
o 安国寺 (加治木町) - 鹿児島県姶良郡加治木町にある寺院。
o 安国寺 (那覇市) - 沖縄県那覇市にある寺院。


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2008年09月01日

アケビ

茎はつるになって他物に巻き付き、古くなると木質化する。葉は5つの楕円形の小葉が掌状につく複葉で、互生する。花は4?5 月に咲き、木は雌雄同株であるが雌雄異花で淡紫色。花被は3枚で雄花の中央部には6本の雄しべがミカンの房状に、雌花の中央部にはバナナの果実のような 6?9本の雌しべが放射状につく。雌花の柱頭(先端部)には、甘みを持った粘着性の液体が付いており、花粉がここに付着することで受粉が成立する。雌雄異花で蜜も出さないので受粉生態にはよくわかっていない点が多いが、雌花が雄花に擬態して雄花の花粉を目当てに飛来する小型のハナバチ類を騙して受粉を成功させているのではないか、とする仮説がある。ハエ類が甘みを持った粘着性を舐めに来る際に受粉していると考えられる。受粉に成功した個々の雌しべは成長して果実となり、10cm前後まで成長する。9?10月に熟して淡紫色に色づく。成熟した果実の果皮は心皮の合着線で裂開し、甘い胎座とそこに埋もれた多数の黒い種子を裸出する。この胎座の部分は様々な鳥類や哺乳類に食べられて種子散布に寄与する。

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2008年07月23日

依存症(いそんしょう、いぞんしょう)

依存症(いそんしょう、いぞんしょう)とは、WHOの専門部会が提唱した概念で、精神に作用する化学物質の摂取や、ある種の快感や高揚感を伴う特定の行為を繰り返し行った結果、それらの刺激を求める抑えがたい欲求が生じ、その刺激を追い求める行動が優位となり、その刺激がないと不快な精神的・身体的症状を生じる精神的・身体的・行動的状態のことである。

この状態のことを「依存が形成された」と言う。依存は、物質への依存(ニコチン依存症、摂食障害、薬物依存症、アルコール依存症など)、過程への依存(ギャンブル依存症、ネット依存症)、人間関係・関係への依存(共依存、恋愛依存症など)がある。一般的には嗜癖・「中毒」と呼ばれることも多い(“アルコール中毒”、“薬物中毒”など)が、現在医学用語として使われる「急性中毒」「慢性中毒」は、依存症とは異なる。


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2008年07月16日

醤油の保存

醤油の保存

醤油は塩分とアルコールを多く含んでいるので常温でも腐敗しにくい。ただし開封後は、極力酸素を避けて密封し、冷蔵保存することが望ましい。酸素存在下で放置すると、揮発性成分が揮発して香りが減少するほか、特に防黴剤として安息香酸が含まれない場合は、醤油液面に酵母(産膜酵母)が白く膜状に繁殖することがある。

このような産膜酵母の実態は、醤油の主発酵酵母と同種のZygosaccharomyces rouxiiであり、いわゆる「醤油に生えるカビ」である。害は無いが香りは悪くなり、糖を消費するため味も劣化する。さらに、酸化によりメイラード反応が進み、色は黒くなる。

なお、醸造期間にも劣化は平行して進行するため、単純に「長期醸造」が高品質というわけではない。


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2008年07月07日

赤い竜

大地ができた頃、地中には地震を起こし災厄を招く黒い竜がおり、それを水の神である赤い竜が倒してこの地に平和をもたらしたという、ケルト伝承に由来する。

もうひとつの由来は、西暦2世紀に小アジアで大勝利を得たローマ軍がパルティアやダキア人の使っていた蛇のような軍旗(ローマ人はこれをドラコdracoと呼んだ)を知り、それを持ち帰ったものとされる。ローマ皇帝トラヤヌスはこれをローマ軍旗として棹の先に付けることを命じた。主に小隊に使用されたという。ただし、当初のローマ軍旗は紫のドラゴンであったともされる。ローマ軍がこのドラゴンをローマの属州であったブリテン島にもたらした。西暦5世紀初頭、ローマ軍がブリテン島から撤退して以降、ブリトン人がこれを軍旗として使用したことからケルトのドラゴン、すなわち国の象徴として用いられた。

ローマ軍撤退によって生じた軍事力不在のブリテン島にサクソン人やアングル人が渡来した。そこでブリトン人とサクソン人の戦いが始まる。赤い竜はウェールズの守り神、白い竜はサクソン人やアングル人の守り神であったという。これは両者の民族の象徴がぶつかり合った時代の伝承である。


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2008年06月28日

東洋の王

東洋の王

「王」という言葉は古代中国語に発する。最初の王朝の殷、それに続く周の君主も「王」を名乗っていた。春秋時代に周の統治能力が衰え、群雄割拠の時代になっても封建制のもと各君主は周王を尊重して王を名乗るものはいなかった。楚のように周を指し置いて「王」を名乗るのは文明外の蛮族を称するようなものとみなされた。しかし、戦国時代には封建制が崩壊し、各国の君主が「王」を名乗ると「王」の価値が暴落した。そのため戦国時代を統一した秦王の政は自らを「皇帝」と名乗ることになった。それに続く漢も皇帝を君主号として使用し、最後の王朝清まで至上の君主号であり続けた。一方で「王」は皇帝に次ぐものとされ、皇帝の一族が各国に封じられときに与えられる称号となった。そのため、皇帝の支配の及ばぬ、外国の君主を「王」にする、擬制することで、「世界を支配しているという事実」を作ろうとした。冊封体制である。そのため、東洋では「王」は中国皇帝から賜る称号であり、中国皇帝に臣従した証しとなった。


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